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保有期間によって得をする株主優待

株式の情報を分析する人

会社が指定した保有期間を満たすと、通常の株主優待よりも多くの優待品を得られる、「長期保有優遇制度」を実施する企業が増えています。
その目的は安定株主を増やすこと。
株主は会社の応援団でもあることから、小売りや外食、サービス業を中心に、株主が多いほど業績への貢献が期待できます。
ところが、会社を応援するためでなく、優待品を得るためだけに、クロス取引で権利日だけ保有する「一日株主」が存在するのが問題になっていました。
この制度を利用した名簿上だけの株主にも優待品を送付することは、企業としては無駄なコストを掛けることになります。
そこでまず、二回以上連続で名簿に記載された株主にのみ優待品を贈る企業が出てきます。
これであれば一日株主には株主優待を送付せずに済みます。
さらに長期間保有している株主に報いるための長期保有優遇制度では、一回記載の通常優待も残しつつ、会社が指定する保有期間を満たした株主には優待券の枚数を増やしたり、送付する商品の内容をグレードアップしたりといったサービスを実施し、差別化を図ります。
この制度の普及によって長期間保有してより多くの優待品を得ようとする株主が増え、企業の本来の目的であった安定株主の増加に効果を発揮するようになります。
例えば人気株主優待銘柄として知られるある小売株では、通常年間3,000円分の買い物券を得られるところ、5回以上連続で名簿に記載されれば2,000円分追加されます。
かなりの高パフォーマンスで、マネー雑誌の株主優待特集で頻繁に紹介されています。
ここまで支持を得られれば宣伝効果も抜群で、同社の業績向上に一役買っています。
投資家としてもこの優遇制度を利用すれば、保有期間が長いほど高利回りになることから、双方にメリットがある制度といえます。

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